02月26日 19時26分
深海魚のリュウグウノツカイが相次いで見つかっている富山湾で、26日朝、新たに魚津市の沖合の定置網にリュウグウノツカイが生きたままかかっているのが見つかり地元の水族館に運ばれました。
新たに捕獲されたリュウグウノツカイは体長が2メートル10センチで、26日午前4時ごろ魚津市の沖合500メートルの定置網にかかっているのを地元の漁業関係者が見つけ、魚津水族館に運ばれました。
リュウグウノツカイは網にかかった際、尾の一部が切れて無くなったとみられ、水族館の職員が漁港に駆け付けた際にはすでに弱った様子でしたが、背びれを揺らしながらゆっくりと泳ぐ姿が確認できたということです。
リュウグウノツカイは去年10月以降、富山湾で相次いで見つかっていて、26日朝捕獲されたもので9匹目になります。
魚津水族館に生きて運び込まれるのは、5年前に続いて、2例目だということで、稲村修館長は「目を動かしながらものを見ている様子や背びれの前の部分をアンテナのように傾けながら泳いでいる様子をはっきり確認できました」と話していました。
毎週、子どもと水族館を訪れているという滑川市の30代の女性は「標本や模型は何度も見ていますが生きている姿を初めて見ました。長い体にびっくりしました」と話していました。
リュウグウノツカイは運ばれた約6時間後に死んだということですが、水族館は体の様子を詳しく調べたあと3月2日と3日の2日間公開することにしています。